2.お客様にストレスを与える?!『笑顔』がもつ意外な盲点とは?
接客には、素敵な笑顔が大切。
接客業に就いている方なら、皆さん、
ご自身の笑顔に常に意識をして、 日々仕事をされているでしょう。
「私は疲れていても、常に笑顔で接客しています」
「いつだって、最高の笑顔でお客様をお迎えしています」
そんなふうに、多くの方が、
頑張って仕事に取り組んでいらっしゃると思います。
しかし、あなたのその笑顔が、
お客様にストレスを与えているかもしれない。
もしそう言われたら、あなたは驚くでしょうか?
実は、私たちの笑顔には、意外な盲点があるのです。
私たち人間は、人の表情の差に、
ストレスを感じる生き物だということ。
こんな経験はないでしょうか?
営業マンが愛想のよい笑顔で深々とお辞儀をしたと思ったら、
身体を起こした瞬間、顔が真顔だった。
友達と話をしているとき、友達が一瞬険しい表情になり不安になった。
これらの例のように、 人が見せる表情の変化は、
相手にストレスを与えるのです。
以前、マナーの研修でこんなことがありました。
ペアになって、雑談をしてもらっていたときのことです。
ひとりの人が、相手の話を聞きながら、
笑っていたと思ったら、急に真剣な表情になりました。
その瞬間、話していた人は、
不安そうな顔になり、 言葉が一瞬とまったのです。
あなたが、良い接客をしたい。
そう思うのなら、ご自身の笑顔だけでなく、
表情の変化について、意識してみましょう。
そして、表情の差を、なるべく小さくするのです。
差を小さくためには、どうしたらよいのか。
まず、自分の真顔を知ること。
真顔というのは、人によって全く違います。
真顔が怒り顔に近い人もいれば、
笑い顔に近い人もいたり、 本当に様々なんですね。
元々の真顔が笑い顔に近い人は、
笑顔との表情の差は大きくありません。
いつも柔らかな印象の人が、
あなたのまわりにも一人や二人いるでしょう。
反対に、元々の真顔が怒り顔に近い人は、
笑顔との表情の差は
とても大きくなるのです。
自分では笑っているつもりなのに、笑っていないと人から言われる。
こんな方は、真顔と笑顔の差が大きいということです。
まずは、ご自身の真顔がどんな表情なのかを知ること。
そして、真顔を基本の表情として、
笑顔、真剣な顔、心配そうな顔と、
様々な表情を鏡を見ながら作ってみましょう。
自分の表情を正確に把握して、使いこなす。
それが、2倍も3倍も、
あなたの接客レベルを上げることになるはずです。
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